今年もどうぞよろしくお願い致します。
そして
今年こそは
日本および世界の人々が
安心して楽しく幸せに暮らせるようになる環境作りの
スタートの年になるよう
パキスタン辺境のルンブール谷から祈っています。
2015年1月
下記の活動便りの挨拶文もお読みいただければ幸いです。
新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
パキスタンの治安の問題のためにここのところは、アフガニスタン国境からタリバン/過激なムスリム原理主義者が国境越えしにくい雪の季節のみバラングル村で暮らすというパターンになっていて、一年の両側がカラーシャでの生活、間が日本の生活という二重生活を送っています。
全く違った生活体系なので、人生を二つ体験しているようで得をした気分ではありますが、そろそろパキスタンの辺境地と日本の九州を行ったり来たりするのが、面倒でもあり、飽きてもきています。気がつけばけっこうな齢になっていますしね。
新年に向けて願うことは、まず平和です。アフガニスタン、パキスタンが平和になれば、以前のように一年を通じて村で暮せます。二つ目はルンブール谷へのジープ道路の整備です。一昨年、昨年の土砂崩れで、道路は非常に危険な状態ですが、まったく修理されていません。現実的には、タリバンよりも道路のリスクが百倍高いと言っていいくらいです。
一方でカラーシャたちの生活は確実に向上しています。(警官の)雇用が増え、前政権(パキスタン人民党)のヴェネズィール女性基金から多くの家庭が毎月支給金をもらうようになったのが大きな理由かと思えます。しかしそういう支援金からはずれている運悪い家庭もあり、貧富の差もまた開いてきているようにも思われます。「AKIKOの家」でさえ、周囲に合わせて従来の土の屋根にしたのに、今では村で新築する半分以上の家がトタン屋根です。(トタン屋根はコストがかかるが、雨漏りしないし、雪かきも不必要なので、こちらでは一種のステイタスになっている)
隣のボンボレット谷では、厳粛だったチョウモス祭りの超聖なる期間のたった三日間でもテレビを見る家が多くありました。若者たちは祭りの歌を歌う横で、携帯電話を耳に当てて話をしています。
昔をなつかしがる年代に自分がなったので、こういった変化をより強く感じるのかもしれません。まあ、成るようにしか成らないので、ぶつくさ言うよりも、これからはカラーシャ独特な文化を残していく活動、そして生活・行事の記録および動画の編集などに力を入れていきたいと思います。
ルンブール福祉文化開発組合代表/「AKIKOの家」運営担当:わだ晶子
郵便宛先:c/oTourist Information Center, Chitral, Khyber Pakhtunkhwa, Pakistan
(郵便の宛先の住所が変わりました。前の住所でも届きます)
Eメール:akkowa25@yahoo.co.jp
ホームページ・ブログ: http://kalashapakistan.jimdo.com/
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