1月末から2月初め、チトラールの町から車で2時間ほど北にあるガラムチャズマの町に、ここに住む家族から招待されて、イスマイリ派のお祝い行事パタックに、カラーシャの親戚や村の人たちと2泊三日で出かけました。ガラムチャズマというのは温泉という意味の町です。もちろん温泉が出ています。
前回のように、Facebook のアルバムをリンクしましたので、写真をご覧ください。
その途中で寄ったチトラールでインターネットがつながったので、ちょっとメールやニュースをチェックしましたら、イスラム国に拉致された日本人お二人が処刑されて、日本では大騒ぎになっていました。
こちら、チトラール地方はそんなニュースも伝わらず、相も変わらずのんびりした雰囲気ですが、ここから中近東はそんなに遠いところではないし、アフガンのタリバンもたやすく影響を受ける可能性が大なので、重苦しい気持でおります。後藤さんは恵まれない子供たちのために世界を駆け回って取材されていたとききました。こういった人道的な活動をしている人物をどうして処刑するのか、ほんとうに腹が立ちます。
しかし、「日本国民を守る」と強くおっしゃっていた安倍首相さんが、人質にされた日本人を守るどころか、「テロには屈しない」と逆効果の宣言をしたり、イスラム国が最も嫌うイスラエルを訪問して仲良く握手するところをアピールするなど、愚の骨頂的な言動のされたということの方が、イスラム国家に住む日本国民としてはもっと危惧してしまいます。
いったい、日本はどうなっていくのでしょう。
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