このブログの仕様が変わってしまい、以前のかたちでできなくなったので、昨年の7月以降はアップしていなかったのですが、今やってみたら、以前のようにはいきませんが、シンプルな形でどうにかアップできるので、再開することにしました。ということで、今年もどうぞよろしくお願いします。
まず、昨年後半、日本に一時帰国してからのカラーシャに関する活動についての写真報告をいたします。
⚫️韓日交流展
佐賀市と釜山市は友好都市。2000年頃から10年間公的機関により、芸術家の交流展が毎年、佐賀と釜山と場所を交代しながら開かれていたようです。10年経ち、市がこの企画を止めてしまった。しかし関わっていた双方の芸術家たちが、「断ち切れになるのは惜しい」と、自主的に釜山で開くことになり、2015年で5回目になりました。
私はアジア諸国にはインド、パキスタン、中国、ネパール、スリランカ、バングラデシュ、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシア、香港(中国に返還前)、パラオ(ここはアジアじゃなきか)と訪れているのに、佐賀県の唐津から見えそうに近い韓国にはまだ行ったことがありませんでした。いつも一人旅だけど、佐賀の画家の方たちと釜山に行き、向こうの画家の方たちと交流を持つというのもたまにはいいんではないか、費用も安いというし、ということで佐賀からの参加者7人のうちの1人になったわけです。
慰安婦問題、ヘイトスピーチなど、このところ日本ではマイナスイメージの韓国。一時は韓流スター・ブームで盛り上がりまくっていたのにどうしてこんな風になったんでしょうか。日本人が韓国人、朝鮮人を蔑む理由はどっちを向いてもないのにね。何も悪いことをしていないのに、ただ朝鮮人に生まれたからと朝鮮人を差別、罵倒する日本人に対しては日本人として恥ずかしいと思ってしまう。
日本の文化のルーツの大半は朝鮮半島を経由してきている。日本で始めて作られた磁器である有田焼も、400年前に秀吉の朝鮮出兵の際、佐賀藩主鍋島直茂が撤退時に何千という朝鮮陶工を連れてきて始まっています。日本と朝鮮半島は近いのだから、他にもしょっちゅう行き来があって、ある程度血も混ざっているはずじゃないだろうか。福岡市や佐賀市には中心部に唐人町が今でも存在することだし(以前は東洋系の外国人をすべて唐人と呼んでいたので、朝鮮人も含まれていたらしい)、深いつながりが事実として存在しているのです。
それに私は東アフリカ、アジアを旅してきて時を経るごとに、北朝鮮はともかくも、距離的にも民族的にも非常に近い韓国と日本はよく似ていると認識し、親近感をもつようになっているので、もっと両国はより仲良くなってほしいと思い、この展覧会には「分かち合い」とタイトルをつけた写真を出品した。ルンブール谷の親戚の結婚祝い事で神に捧げた後の牛の肉を、共同体の全家庭にシェアしている写真です。
交流展は10月19日に、釜山のKBS(韓国放送)本館の1階ギャラリー始まり、23日まで5日間開かれました。釜山側からは代表の白景原・東亜大教授ら20名の作品が、佐賀からは服部大四郎氏をリーダーとする7名(うち1名は仕事の関係で、佐賀に長年在住されてる韓国出身の方)の作品が会場に展示されました。
さらなる韓国での写真はFacebookのアルバムをご覧ください。
⚫️韓日交流展の報告展を「ギャラリーIBAH」で
11月22日から29日まで、釜山の交流展に参加した佐賀市のメンバーの作品が、地元佐賀市の「ギャラリーIBAH」で展示する報告展が開かれました。
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