カラーシャの犬&近況スナップ写真

カラーシャの犬

 

 うちの飼い犬、デカチビは2、3年前に発情期のメス犬をめぐってのオス犬同士の喧嘩で片目になっていたが、最近さらなる戦いで目の下をケガした。血は出てなかったのに、自分でつばをつけた前足でゴシゴシやるので血が出てひどくなり、そこにハエがたかるのでウジが湧き、どうしても気になるのだろう、さらに前足でこするのでどんどん悪化するばかり。

 

 動物たちは人間ほど痛みを感じないときいたが、デカチビはずーと低い声でキーキー鳴き続け、5秒と一ところにいることができず、あっちいったりこっちいったりして、数日に一度ぐらいしか見かけなくなった。見るたびに傷は深くなり、痩せて骨ガリガリになっている。

 

 下の写真は11日前に撮ったもので、今は顔半分が空洞化して食事もうまくできない状態。カラーシャの犬は自由に走り回って、日本の飼い犬より幸せだと思いはするが、反面、自然に任せて生きるということは命がけという厳しさもあることを確認せざるを得ない。ほんとうに悲しいことだけど、デカチビは後数日の命だろう。心が痛むけれど、どうしようもない。

 

追伸:デカチビは私が谷を去った2日後に亡くなった。人なつっこくて、上流に行くときにはいつも付いてきてくれた。谷に帰ったときに、もういないと思うと寂しい。

日の午後、イスラマバードに飛びます。PIA欠航しないでくれ。