ごめんなさい。これは一ヶ月前にアップし損ねたブログです。
一昨日、キラン図書室を開いてくれているヤシール先生から電話がありました。このところの大雨続きで、先日4フィート積もった雪も大方解けてしまったそうです。
雨で地盤が緩み、ルンブール谷に通じる道路はさらに危なくなったのはもちろんですが、昨年の秋に新しく出来たばかりの、ルンブールの主幹道路にかかる橋も真っ二つに壊れたそうです。
この橋は基礎の段階で、明らかに手抜き工事だったので、工事を援助したUSAIDと工事を請け負ったNGO、AVDPに、住民たちが基礎のやり直すよう訴えていました。私も今回の一時帰国の途中でイスラマバードに立ち寄った際に、USAIDのエージェントに念を押し、少数派代表のイスパニャール・バンダラー国会議員にも会って、USAIDやAVDPにきちんとした工事をするように、彼の口からさらにリマインドしてもらったのですが、結局、基礎のやり直しもないまま、手抜きどんどんで完成させたらしいのです。案の定2ヶ月で橋は壊れ、今は前のように川に膝の高さまで水に浸かりながら車を走らなければなりません。
(写真上:この段階で基礎工事をやり直していれば、新しい橋が真っ二つになって流されることはなかっただろうにと悔やまれます)
近年は歩くよりも、何かというと車をチャーターするようになり、「危険な道路に、ボロ車」というダブルリスクになっているから当然事故も起こります。この間もチェックポストの近くでジープが川に転落してボンボレット谷からルンブール谷に嫁いでいたカラーシャの女性が亡くなったそうです。まだ若かったた彼女には3歳の子供がいるということです。冥福を祈ることしか出来ませんが、本当に口惜しいことです。
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