ICLCPの方々と会う  Met the members of ICLCP(International Center for Literacy & Culture, Islamabad)

「AKIKOの家」のキラン図書室の図書購入の際や、写真集出版の際に世話をかけているNational Book Foundationのショーカット・アリ氏のお宅に呼ばれて、久しぶりに夫人や息子さんにお会いした。

 学生だった息子さんは今は結婚されて綺麗な嫁さんと小学校1年生のお嬢ちゃんが家族の仲間入りされていた。

 

 隣街のラワルピンディから駆けつけてくださったICLCPのもう一人のメインメンバーだったコラム氏とはもう何年も会っていなかった。彼は大病を患った後に敬虔なイスラム教徒になり、前はいつもワイシャツにズボン姿だったのが、顔にはひげ、頭には祈り用の帽子のシャワール・カミーズ姿に変わり、一瞬別人かと思ったほどだったが、彼自身の中身は変わらず、ここのところ背中が痛くて難儀しているショーカットさんの奥さんに真面目に健康管理のアドバイスしたり、なんだか一皮もふた皮も向けて聖者っぽくなった感じがした。

 

 現在お二人とも本業が忙しくて、ICLCPの活動はペンディングになっているが、いずれ、コンピューター教室や読書教室などの活動を再開したいというショーカットさんは近くのオフィス用スペースを確保している。

 

 ショーカットさんの息子さんの嫁さんがまたなかなかの才能の持ち主で驚いた。ゴミになるはずのテイッシュの空き箱、トイレットペーパーの芯、アイススティックの棒、壊れたおもちゃ、アクセサリーなどを使って、文具店で売っている紙やビーズを貼り付けて作った子供が喜びそうな可愛い小物が部屋にあふれている。

彼女のFacebookのページ: https://www.facebook.com/An.artist.is.an.explorer/

 

 こう言ってはなんですが、お金で買ったものだけが良いと思っているように見えるパキスタンの人の中で、こんなにこまめに創意工夫をして、廃棄するものから自らの手と脳みそを使って可愛いものを作り出す女性に出会って、ポリシーを同じくするこちらも明るい気持ちになった。