ファジアからの贈り物

　20日以上前にアップしようにもできなかったので、今日チトラールの町に来てアップしてます。さすが、町のWifiは速いわい。

　イスラマバードでは買物もしようと思った。チトラールは辺境の吹き溜まりと言われ、バザールで売られている物は、偽物、質が悪い物、どこぞやで叩き売りされたものを安く仕入れて高く売られている物が多いらしく、経済的に余裕がある人たちは大きな買い物はチトラールでは買わず、都会に出て買うという。

　私の買物は、一つはライブラリーに置く薄型テレビ。ライブラリーにはDVDを見せるために古い型のソニーがあるが、DVDプレイヤーも半分壊れていて、昨年チトラールの電気屋に修理をお願いしたところ、「もうDVDは昔のもの、今はUSBで接続する〇〇とやらの時代だ」とバカにされた。バカにされても使えるのだったらいいけど、子供達や大人に見てもらいたいDVDソフトも見当たらず、私が編集し焼き付けたDVDも、以前は大丈夫だったのに、今年作成したDVDはテレビに映ってくれなかったりする。

　最近はインターネットの動画サイトからけっこう必要性のある動画を見つけることができる。その動画（プラスチック・ゴミ、健康に関してなど）を私のMacにダウンロードして、薄型テレビに直接USBケーブルで繋いで、ライブラリーで子供や大人たちに観てもらえば、私が口を酸っぱくして言うよりもよほどインパクトがあるだろうと思ってのことだ。

　そしたらラッキーにもファジアが、亡くなられた舅さんが使っていた薄型テレビが余っているので持っていっていいと言うのだ。喜び勇んですぐにでも持って行きたかったが、チトラールに戻る夜行バスに積むのは、ディールでもチトラールでも雪が降っているとの連絡あった矢先、途中で立ち往生した場合、連れもなく一人だし（ヤシールはペシャワール経由で帰る）、リスクがあるし、他にも荷物が多かったので、誰かそのうちイスラマバードから戻る人に頼むことにした。

　ファジアからは、英語とウルドゥー語の「貞子の祈り」の本数冊、タンバリン、鼓、リサイクルのビニール袋やミルクパックで作った人形や車、子供たちが自分で絵を描いて作るマイバッグや、絵の具、クレパスなどももらった。ファジアが作ったリサイクルのおもちゃはファジアが作ったのと同じように、ライブラリーで子供たちと作ってみたいと思っている。ものを大切にして、一度っきり使ってすぐ捨てるのではなく、再利用をするという教育でもある。

　二つ目は、スマホを買うことだった。3年前に買ったデジカメが、ようやく使いこなせるようになったのに壊れてしまい、この際カメラがついてるスマホとやらを

試してみようと思ったのだ。とりあえずSamsungのGalaxy J6というのを買ってみた。まだ慣れてなくて、便利だとは感じない。カメラもデジカメの方が良かった。ただ、部屋でFacebookが見れるのはよろしい。動画はダメだけどね。