男性の浄めの儀礼とプシャウマラットそして子供の通過儀礼/Iston'gas (Purification ritual for men), Pushawmarat and Gos'nik

 12月16日は、谷の上流にある聖域サジゴールで、バリマイン神の召使いプシャウのために各山羊小屋から立派な雄山羊を一頭ずつ捧げる。全部で40頭ほどになる。その後に男性たちは山羊小屋の屋根上で山羊を犠牲にして浄めの儀礼、イストンガスを受ける。残念ながらこれらのシーンは男性たちの領域なので写真はない。

 

 同じ日に子供の通過儀礼、ゴシニックも行われる。これは日本の七五三のようなものだが、カラーシャでは子供の母親の男家族たちが伝統的な衣装を着せる。今では母親側の女性家族も参加するが、祝いに子供に山羊か現金を贈る。子供の親はお礼に水甕や大鍋、平たい籠に入ったら果物、そして手織りの飾り帯や手編みの紐、クルミやアンズの種のレイを贈る。

 

 今年はバテット村とかラーシャグロム村に嫁いでいるジャマットの従姉妹と姪二人の子供たちのゴシニックの祝いに行った。風邪でワインを控えていたが、カラーシャグロムの姪に出されたワインは美味しくて良い気分になった。その後もうちの村の子供らのゴシニックに祝いに行き、夜は新しい歌と踊りの広場で少し踊り、私の中では盛り上がった日であった。