A. ナワーズが亡くなる / A. Nawaz pass away

 白カラスに願掛けが朝方終わり、12月から1月にかけての主な伝統行事が一括り終了し、12月24日から学校も冬休みに入ったので、12月26日からキラン図書室の活動を再開していた29日の午後、うちの村のA・ナワーズが亡くなった。

 彼は昨春から内臓を患っていて(ガンという話だが)、土地を細切れに売却しながら、ペシャワールの病院にも何度か診察治療に行っているが、打つ手はないということで、見舞い人とも会わずに別室にこもっていた。

 

 私と同じ世代(少し歳下?)で、ちょっとひょうきんな彼は、それまで山のてっぺんにある夏の家に夜明け前に出かけて、夕暮れに薪を背負って村の家に戻るという健康的な生活をしていた。

 

 ちなみに、彼の夏の家は私にとっては遠い場所で、30数年間カラーシャ谷に住んでいるのに、たったの一回しか訪れたことがないぐらいだ。だからA・ナワーズの健脚には一種敬意を持っていた。彼がガンにかかって大変痛がっていたこと自体納得できないでいたのに、逝去してしまい残念だ。あちらの世界で痛みもなく安らかに眠るよう祈るばかりだ。

 

 ボンボレット谷とビリール谷からも多くの弔い客が集まり、4頭の牛と30頭の山羊がこの葬式のために捌かれた。