コロナ禍で3年以上一時帰国を見合わせていたが、父の13回忌もあるし、役所の手続きもしなければならない。また、弟のアパートに置いたままの整理しきれていない両親の荷物や、ファイルや写真、服などの私自身の荷物も整理・処分もしたいので、11月11日のフライトで帰省することにした。
日本大使館の草の根援助に申請中のプロジェクトのこともあるので、日本滞在は来年2月いっぱいで、3月初めにはパキスタンに戻ってくる予定。
気分転換で9月はペンキ塗りをした。
タロー、怪我/ Taroh has wounded
一時帰国を眼の前にして、やっておくべきことなどがあって、何か落ち着かない中で、10月22日朝、部屋のすぐ外にある寝床にヨレヨレのタローがうずくまっていた。夜は私の部屋で寝ることが多かったが、このところの停電で部屋の中が真っ暗だから、月明かりのある外が良いだろうと外の寝床で寝かしていたのだ。
確かに前夜は、吠えたり寝返りを打ったりする気配がなかったのだが、まさかオス野良犬と世紀の決闘をしていたとは知らなんだ。体中が血だらけ、そうでない部分は泥だらけで、頭や顔、両耳も血糊がべっとりで、目が開いてるのかやられたのかもわからない。右足の数カ所の噛まれ傷は肉がむき出しになってまだ出血している。とっさにニームのキズ薬を塗って包帯をしてやったが、犬は自分の唾液で舐めて傷を治す習性があり、タローも血の滲んだ包帯の上からひたすら舐めていたので、包帯は後で外してやった。
最初の2日間は食事もしなかったが、特別に純正ギー(バター)を口に入れてやったり、パンにギーを付けたのを口に入れたりして、栄養を補給してやった。6日目の今日は普段の3分の一ほどのパンとギーを食べたが、まだ階段を下りれない状態だ。そして水をびっくりするほど飲む。それでオシッコは裏のトイレ戸から外に出すが、1回に3リットルぐらい?大量放出している。それも夜中の2時とかにオシッコしたくなるようで、全く世話のやけるワン公だわい。