日本に帰れなかった3年半分の想い、つまり、温泉に浸かる、新鮮な魚を食らう、亡くなった両親と自分の荷物を断捨離する、この3つのうちの2つを先週の丸々1週間別府に滞在して実現させてきた。
うまい具合に旅割の期間にばっちりタイミングが合い、宿泊代が4割引きの上に1泊につき3000円の買物券までいただいた。たまたま、昔カメラマンとして働いていた出版社で編集をやっていたアメリカ在住の先輩の一時帰国に合わせて「温泉宿で会おうや」と計画したのがラッキーだった。彼女とは15年ぶりで積もりまくった話にあっという間に彼女との2泊が過ぎ、2泊目から合流した博多の飲み友だちと4泊、最後の夜は一人でのんびりした。
別府の宿にはだいたい温泉が付いているが、それと別にたくさんの情緒ある安い市営温泉があり、毎日違う温泉を楽しんだ。そして別府湾に面しているので当然新鮮ピチピチの魚を口にできる。昭和のレトロな雰囲気たっぷりのアーケード街や路地裏をうろついて見つけたお店で刺身、カブト焼きを地酒で流し込み、最高に幸せな時間を過ごした。行きも雪、帰りも雪で天候にはちと恵まれなかったが、湯とお酒で暖まらせてもらった身としてはそれ以上は文句は言えないよね。