(このページは10月4日のものです)
銀行、インターネットのスクラッチカード他の買物 をするためにチトラールの町に出かけた。
久しぶりに魚を食べたくなったので、町で1カ所だけ露店で売っている魚屋に行く。並べられている魚はトルベラ湖産ということだが、冷蔵ケースに入れてあるわけでもないので、夏の間は痛みが早いから買わずにいたけど、そろそろ涼しくなったので大丈夫だろう。
今回はこれまでなかったイワシのような形の小ぶりの魚があり、大きいのに比べて鮮度が良さそうだったので、それを1キロ買った(こちらは野菜も何もキロ単位で売買される)。あご髭をヘナで染めた魚売りのおっさんは、生け花の剣山に取っ手がついたようなウロコ取りで手早く7匹ほどの魚を捌いて開きにしてくれ、家から持参したタッパに入れてくれた。これで400ルピー也(今のレートで200円ぐらい)。
10月に入ったとはいえ、チトラールの町の昼間はまだ暑いので、バス、ジープ、タクシーの発着場にあるカラーシャたちの溜まり場となっている食堂の冷凍庫に、魚のタッパを一時入れさせてもらう。帰りはいつもサラワット(ルンブールのカラーシャ運転手)のオンボロ・ランドローバーの助手席にもう一人の女性乗客とシェアして座るのだが、午後の日差しは真夏のようにガンガンと斜めから差してくる。でも膝に抱いたタッパの魚は冷凍庫で冷え切っていて、ルンブールの家に着く頃にちょうどいい具合になっているのだ。
夕食はこの魚を少し小麦粉をまぶしてムニエル風にして、サラダともらった白ワイン(ちょっと癖があったが)とで。うーん満足じゃ。残った魚は塩胡椒を振って、ドライ用の網に入れて風を通し(天気が悪くて陽が出なかった)3日間で食べてしまった。やっぱり私は魚が好き。でも川魚だからY字の小骨が多くて、食べるのには忍耐が必要である。