文学の祭典でファジアの作品展示 / Fauzia’s Exhibition at Literature Festival in Islamabad

 イスラマバードに来てから、居候先の友人ファジアが11月3日(金)から3日間開かれる「Literature Festival」にアート部門から「Lost Lullaby of Mother Earth」と題して作品を展示するというのを知って(彼女自身も少し前に突然依頼されたらしい)、本来の予定は10月最終日にチトラールに戻るのを少し延期することにした。彼女の展示の手伝いをするためと、書籍を展示販売する出版社のブースも出るので、キラン図書室用の本を購入する良い機会だと思ったからだ。

 ファジアの作品は絵画だけでなく、スレート彫刻や、アルミホイルをリサイクルした実物大の樹木の精たち、悲惨な記憶を留めるために蚊帳の布地に描かれた不当に殺された女性たちなど多岐に及ぶが、今回は総合行事の一環なので、大型の絵画などは出展しない。警備もゆるいだろうからと、毎朝行事が開かれる前に作品を家から運んで会場に展示し、夜会場が閉まる時にまた展示作品を家に持ち帰るという面倒なことをしなけれならないので、思った以上に大変だ。

 

 パーキンソン病を患っているファジアは以前は30分でできたことが今は2時間かかるというが、彼女の内側から醸し出すエネルギー、子供たちへの、母親への、女性への、そして大地、自然への愛と共感を表現しようとする力には脱帽してしまう。

 

 初日は忙しくて撮影しなかったので、二日目の今日に少し会場を撮影してこのブログに追加するつもりです。(はい、少し追加しました)