7月の学校の夏休みに開いて、再び学校が始まった8月から10月までの3ヶ月間は収穫の時期も重なり、子供たちも家の手伝いをしたり、クルミ集めをしたりで暇がないこともあって図書室は閉めていたが、読書の秋も深まったので昨年に続き11月から開けることにした。
10月25日からのイスラマバード 滞在が、ファジアの展示会の手伝いで延びてルンブールに帰ってきたのが11月6日になってしまったが、ヤシールは子供たちの集まりは悪く、毎日5人ほどだと言っていた。確かに帰宅した翌日の11月7日、図書室を開けたら、その日はたった4人だけだった。(ヤシールは用事でチトラールに出かけていた)しかし少ない人数だと、集中して勉強を見てやるにはいい、と開き直っていたら、8日は20人ほどやって来た。
11月9日はパキスタンの精神的な父のような存在である詩人であり哲学者のアラーマ・イクバルの誕生日なので、国の祝日となっている。それでヤシールがうちの図書室に置いてあるアラーマ・イクバルについての本を読みながら彼についての説明をした。
後で私自身でパソコンで検索したら、アラーマ・イクバルは1877年生まれで1938年に他界している。つまり1947年のパキスタン独立のずいぶん前になくなっているのでインド時代の人なのだ。生誕地がパキスタンのシアルコットでインド・パキスタンの独立に尽力し、建国に多大なる影響力があるからパキスタン人に尊敬されているのだろう。(時間がなくて検索したページをちゃんと読んでない)
ということで、9日の図書室ではアラーマ・イクバルの詩の朗読会を開く予定だが、子供たちがちゃんと朗読できるかは疑問ではある。
PS: 11月10日のアラーマ・イクバルの日は、まずYou Tubeでアラーマ・イクバルの人生や詩を上映。その後青少年教室の活動としてアラーマ・イクバルの詩を二人の高校生が朗読し、最後にノート・ボールペン、ビスケットなどが子供たちに配られた。(私としてはビスケットは配る必要がないと思うが)