今バンコクに着きました /Just arrived in Thailand

およそ3ヶ月間の日本滞在はあっという間に終わってしまった。

 

下記の課題などが未解決のままだけど、今回はいつもの帰国以上に学校時代の仲間をはじめとしてたくさんの旧友たちに会えて乾杯をできたこと、別府温泉に2回、さらに壱岐の島にも行けたし、あちこちでご馳走になったりで、充実感いっぱいの3ヶ月だった。

 

ー以下は残った課題。自分の記憶のために書いてるので、読まないでいいですよ。福岡からバンコクまでの飛行機の中で書いたもの。

 

1)9年前に買った私のパソコンMacを何が何でもバシバシ、最新のヴァージョンアップするように村を訪れた若者にアドバイスされていたが、私のモデルだとMonterey以上はできない(それは今年の元旦にイスラマバード でやっていた)ことがわかり、次回日本に来た際に新しくMacを買うしかない。

 

2)昨年カラーシャ谷に来て、一人千ルピーずつ払って地元の女性たちを4の5のカメラでばっちり撮影していたジミー・ネルソン氏、彼は世界の原住民や少数民族を撮影する有名な写真家だが、彼から私の写真集で使ったスライドフィルムを設備が整った彼の財団に保管しないかとの申し出があり、私も佐賀のカビ臭い弟のアパートの押し入れに置いてあるスライドフィルムがダメになってしまわないかと気になっていたので、喜んで応じた。

 しかし日本に帰国した前半はすっかり忘れていて、6月後半に東京から戻ってから思い出し、スライドフィルムを差し込んだシート7枚ほどをクッションを入れて厚い封筒に入れ、さらにEMSの封筒に入れて、わざわざ佐賀市の中央郵便局まで行って、送り状をもらおうとしたら、局員さんが「今は送り状、手書きじゃダメなんですよ。ネットで国際郵便を呼び出し、送り状を記入したのを印刷して持ってきて下さい」と言うではないか。

 10何年か前に、フランスの小さい出版社が私の写真集を出版したいと言うので、同じスライドフィルムを国際便で送ったことがあり、結局その出版社は経営状態が悪くなって私の写真集のフランス版は実現しなかったので、フランスから佐賀に送り戻されて来ている。その時は簡単に送れたのにどうしたことか。

 仕方なく家でネットで送り状の前段階のページを打ち込む。送り主、宛先などを打ち込み、送る物の内容の項目になってハタと困る。送る物の種類の番号を打たねばならないらしい。しかし「撮影済みのスライドフィルム」という項目がない。さんざん調べてもわからないから普通に「写真」ということにしてその番号を当てる。いくらの価値があるかという欄には、貴重なスライドなので1枚3000円、全部で40万円とする。

 ここまで来るのに悩みながら結構な時間がかかっている。やっと最終段階で次をクリックすると、これまで打ち込んだものを保存しなくていいですか?みたいなことを訊いてくる。でもどこをどう探してもその「保存」とやらが見当たらない。保存しないで「次へ」を押すと、ただ今混んでいるのでしばらくしてからやり直せ、と表示が出る。つまり、始めからまたいちいち打ち直せというのだ。これが何度も何日も続いたので、もう腹が立って諦めた。佐川宅急国際便にも問い合わせたが、最終的にはEMSにまとめられるようだから同じことだろう。

 いったい何でもかんでもインターネットを通したコンピューターでわざわざ遠回りさせて、簡単な作業を複雑にさせて、挙句に作業を中止に追い込むというアホな制度、これって進化なのか。

 

3)最近のカメラはすぐに壊れる。私のキャノンのパワーショットもそんなに前に買ったわけではないのに、レンズの真ん中に傷がつき、光の加減によっては画像の真ん中が白っぽくなってどうもいけない。液晶モニターもネジが取れてガタついてるので、今回の帰国で買い換えようと思っていた。

 ところが6万円かそこらで買ったはずのこのカメラがネットで検索してみると何と11万円ぐらいになっている。(その後14万弱まで跳ね上がっている)私の中の常識ではカメラはモデルが古くなると安くなるはずなのに、どうしたことか。どうも製造中止ということが原因のようだが、倍近くの金で買おうか買うまいかと迷ってると、上の弟のデジカメ、ソニーZV-1というけっこう人気のあるカメラを息子にあげたものの、息子も使ってないらしいという。息子(私からすると甥)に訊くと、私に譲ってくれることになり、東京で受け取った。

 パワーショットよりもさらに小さくて、グリップもついている。なかなかよろしい。しかし撮った画像をケーブルでMacに繋いでもうんともすんとも反応しない。取扱説明書も今の時代、ネットで調べて読めということらしい。一応、長々とある取扱説明書をMacに保存はしたが全部は読み切れてない。You Tubeでもたくさんの説明動画を見た。結果、ケーブルで繋ぐ、Hifiで飛ばすなどは未だにできないまま、SDカードをカメラから取り出してMacのスロットにはめ込んで画像を保存することで諦めた(しょっ中、SDカードを抜いたり差し込んだりしているとSDカードが壊れて撮影した画像もダメになってしまう可能性があるから、好きでないが)。先々ルンブールに着いてから使いながらゆっくり問題解決することにした。

 

4)長年使っていたYahooのメールが昨年11月に開かなくなり、MacのID、アプリのID、銀行のメルアドなど全部Yahooのメルアドだったので、いろいろ不都合が生じまくって、今も引きずっている。

 航空券が高くなると聞いたので、早々と昨年夏に今回の一時帰国の航空券を取る際に、福岡ーバンコク(帰りの便)が早朝なので前日福岡に泊まることにして、そのホテルも早々と取ってしまっていたが、メールが開かないのでそのホテルがどこだったのかもわからなくなり、改めて別なホテルを取るハメになったり散々だ。

 

考えてみれば、問題のすべては今どきのインターネット、コンピューター絡みの事柄ばかりだ。たくさんの友だちにスムーズに会えて、ほんとうに気分が豊かになったものの、片や無機質で電磁波を飛ばしまくるインターネット、コンピューターですごいストレスを受け続けたぞ。こりゃ人類の進化なのかお笑いなのか、メタファだな。