先日のチトラール行きのおまけ / Continuance of last vlog about Chitral

 チトラールの町はペシャワール周辺の町と変わらなくなったと述べたが、数々の花が咲き乱れる庭が素晴らしいホテル、マウンテン・インから子供病院に登っていく道沿いに高級感のある百貨店ができている。ベビー用品、化粧品、子供服、婦人服、イラン製のクッキーなど他には見られない商品が置いてある。

 そこで見つけたのが、このコーリアン・即席ラーメン。スープの素が1袋しか入ってなかったので、1人分かもしれないが、私には少なめの2回分という感じで190ルピーだった。

 都会のイスラマバードのスーパーでは、これとは違うコーリアン激辛ラーメンが350ルピー?ぐらいで普通に売っているが、高いので買ったことはなかった。チトラールでこの値段で手に入れば、まあ、たまの気分転換で腹を満足できる。ただ味はパキスタン製よりは多少マシだが、日本の即席ラーメンに比べるとガクンと落ちる。日本のは美味すぎる。

リンゴ

 チトラール地方はリンゴがよく採れる。でも私の庭の2、3本のリンゴの木は今年は不作で、今、枝の先に5、6個くっついているのが見えるだけ。それも残念ながら虫食いリンゴだろう。

 チトラールのバザールには軽トラックの荷台に山と積まれたリンゴや、一輪車に乗せられたリンゴがたくさん売られている。

 先日サジャットの母さんたちと別れて1人で買い物しながら道を歩いていると、ニョキっと赤いリンゴを持った手が目の前に出た。驚いて手の人物を見ると、少し知恵遅れっぽくて浮浪者にも見える痩せたおじさんがリンゴを私にくれようとしている。一瞬、落ちた不衛生なリンゴかもと頭によぎり、「要らないよ」と柔らかく断ったが、受け取れとニコニコ押し付けるので、仕方なくいただいた。せっかくの好意なんだからね。洗えばいいじゃないか。

 次に食用油(1リットル袋550ルピー)を買いに入った店に座っていた老人、店屋の父親か?が「そうか、ルンブールに住んでる日本人かい、そりゃ、よろし」とポケットからリンゴ1個を出して差し出した。

 帰りの乗合自動車を待ってる時には、同じ谷の親戚の女性から1個、サジャットの母さんから1個と、全部でリンゴ4個をもらったことになる。1個ぐらいはもらうことはあっても4個というのは今までで最高かも。

 写真は家に帰って撮ったので、数が足りない。