大使館で在外投票をした / Went to vote at the Embassy

 治らぬ風邪を抱えてイスラマバードのG9に18日(金)の早朝6時に到着。ちょうどたまたま高齢のお客の付き添いで、数時間前に空港でその客を見送ったばかりのヤシールがG9の安宿にいたので、彼と朝食を取り、私はいったんファジア夫婦の家へ。昨夜はバスの中で眠れてないが、お昼ごろに前年3月中止にしたプロジェクトに関しての署名、そして在外投票のために日本大使館に行かねばならないので、ちょっと横になっただけで眠れない

 プロジェクトの署名にはNGO代表者の私だけでなく、もう1人必要だということで、最初は私が署名した2部の書類をルンブールまで持っていって、副代表のサイフラーさんから署名をもらって、書類の1部をチトラールに戻って宅急便で大使館に送ることを考えたが、ちょうどヤシールがいる。

 彼はうちのNGOの教育部門担当で、キラン図書室は彼が運営してくれている。また昨年の大使館でのプロジェクト承認署名式にも出席している。ということでヤシールを伴って大使館に赴いた。

 署名はすぐに終わる。次に在外投票だ。7月初めに佐賀市から転出した際に、選挙管理委員会で在外選挙人名簿登録というのを申請したが、それが9月2日に正式に登録されたので、今回の衆議院総選挙が初めての在外投票になる。受付の女性が教えてくださった通りに、小選挙区、比例、最高裁判所裁判官国民審査(これはいつもわからない。下調べする方法があるのだろうか?)、それぞれの投票用紙に鉛筆で書き入れ、それを小さい封筒にそれぞれ入れて封をし、さらに中くらいの封筒に入れて封をする。その3つの中くらいの封筒を一緒にして、赤い速達の印鑑が押してある普通の茶封筒に入れる。宛先は佐賀市の選挙管理委員会だ。

 投票所には私以外誰もおらず、何人の方が投票されたかわからないが、投票用紙が入ったそれぞれの茶封筒を、関係者が翌日夜のタイ航空で日本まで持って行き、日本から速達でそれぞれの選挙管理委員会に郵送されるという。今の世の中、なんというアナログ・プロセス!びっくりこけた。

 

 大使館を出た後、ヤシールの知り合いのワルジズ旅行代理店のガイドさんたちにランチをご馳走になる。ビリヤニとチキン。風邪で食欲がない私はラッシーがメインだったが。